「常に自分の立場をわきまえ空気や雰囲気を読んで行動する」事が求められる等
日本の独特の社会的文化的な習慣も発達障害の人にはある種の障壁となる
こうした「状況を把握する」能力が実際の仕事以上に評価される事も多いがこれは発達障害の人には苦手な分野だ

海外生活の経験のある発達障害の人は「日本よりはるかに住みやすかった」と言う事が多い
多民族で異文化が交錯している社会においては「場の空気を読む」「相手の思惑を考えて行動する」と言った
日本的な行動指針はほぼ無効でむしろ明確なコミュニケーションや意思表示が求められるからだろう        岩波明「発達障害」