日本ハム・大谷翔平選手(23)が投手として今季初勝利を挙げた翌13日。
大谷がポスティング・システムを利用して今オフ、メジャーリーグに挑戦する意思を固めた、とスポニチが報じ、他媒体もこれに追随した。

「メジャーでは昨年オフの労使交渉で25歳未満の海外選手との契約金に制限が設けられました。
ただ大谷は日ごろから『金額は問題じゃない』と語っており、今オフでのメジャー挑戦は担当記者の間では既定路線でした」(スポーツ紙デスク)

一方で、あと2年待てば、多額の契約金が手に入るのに、日ハムはなぜアッサリ大谷を手放すのか?

「球団側としては、既に大谷は成績面、興行面とも十分に貢献してくれたという認識です。
むしろ“大谷ファイターズ”と言われ、大谷への依存度が高くなっている現状に危機感がある。
大谷が抜ければ戦力ダウンは否めませんが、あまり勝ち過ぎると選手年俸が高騰し、球団経営を圧迫しますから、
ビジネスライクな日ハムのフロントは『毎年優勝しなくていい』という考え方なんです」(ベテラン記者)

そうなると、気になるのは、大谷の行先だ。

「本人がニューヨークに行ってみたいと言っていたそうで、『ヤンキースでは』という声がありますが、
米ESPN電子版の記事では、〈大谷の希望球団はミステリー〉と書かれるほど、米国でも注目が集まってます」(同前)

ニューヨークポスト紙はヤンキース、ドジャース、マリナーズ、ジャイアンツ、レンジャーズの5球団の名前を挙げているが、
某メジャー球団のスカウトは「20球団くらいでの争奪戦になるかもしれません」と予測する。

「今年の初め頃は『パドレスが有利』と噂されていましたが、最近は『ダイヤモンドバックスでは』と言われています。
実はこの2球団には、大谷君が高3のドラフト前にメジャー志望を表明した当時、別の球団で彼と面談した人間が今、在籍しているからです」(同前)

その大谷は、今季最終登板となるだろう今月末からの本拠地4連戦のどこかで、投げて打っての“リアル二刀流”を披露すると見られる。

日本のファンにとっては、正真正銘、これが二刀流の見納め、となりそうだ。

http://news.livedoor.com/article/detail/13663548/
2017年9月26日 7時0分 文春オンライン