「日本語」とか「英語」とか「中国語」によって、それぞれ固有の音があるだろう。
例えば、英語では ℞ と Ⅼの区別が明確にあるが、日本語では曖昧だ。
日本語では、「チ」と「ジ」は明確に区別するが、中国語では曖昧というか、中間音というか。

こうした異なる「音」を細かく区別する能力は、生まれて6カ月から1年くらいまでの間に
身についてしまうらしい。

どういう仕組みか分からないが、とにかく聞き分けるための能力か感覚、神経細胞か、
別の特別な組織ができるあがるのかは知らないが、米の実験では、1歳の子供の8割
が既にで聞き分けられるらしい。

というわけで、生後数か月で、静かないろいろな音、あるいはいろいろな言葉の音だけで
いいから聞かせてみるのは有効かも知れない。日本語、英語、中国語のそれぞれの音。
互いに混じりあっていても効果はある。
絶対音感が身につくのも多分この期間だと思う。

言葉の意味とか概念とかは、中学でも高校でもいいが、「音」の区別だけは、受容組織や
仕組みが固定されたり、狭い区分範囲に限定されてからだと、努力で克服不可能とは
言わないが、難しくなるらしい。