ハリル監督 緊急会見(オーストラリア戦翌日)

非常に難しい状況で、ほぼパニックに近い状況が合った中で戦ったゲームです。
協会関係者、選手、JFA職員の方々にそういった姿が感じられたほどの状況でした、
私もそういう経験をしてきていますが、このゲームに向けた準備は全く簡単ではありませんでした。
この合宿に向けた準備でどれほどの困難があったか、皆さんご存知だと思います。

私とともに働いている人たちも少し焦っている部分がありましたし、私を攻撃しているメディアがあることも耳に入っていました。

昨日の会見のあと、フランス含め世界中に報道されました。それを踏まえ、昨日の会見についてあらためて説明したいと思いました。
私の昨日の発言は、私を批判し、プレッシャーをかけた方に向けたものです。そして選手たちにも何が起こっているか聞かれましたが、
そういう理由です。私に敬意を払っていなかった方々、私の仕事を評価しない方々、もちろんそういう方々もいるでしょう。

そうしたことは、サッカーの世界で起きていますし、以前は日本よりも大きなプレッシャーの中で仕事をしていました。
しかし今回はチームが首位の中で批判されました。勝ち点で1位、得失点差も最も良い状況下で、
オーストラリア戦の結果によっては私が去らないといけないと書いた方々に関しては、私は攻撃だと受け止めました。
ただ試合前、私は田嶋会長と話をし、「サポートする気持ちは全く変わっていない」と仰っていましたが、
もちろん私は監督として結果で応えることをしなくてはいけないと思いました。

監督として結果を残せなければ批判の対象になりますが、私は日本に来てワールドカップ出場を目指して戦いました。
私にプレッシャーをかける方々に対し、もちろんJFAに「辞めてください」と言われれば受け入れますが、私から辞めるということはありません。
それには様々な理由があり、一つは私の個人的な問題によって辞めざるを得ない事が考えられたり、
サッカーと関係ない理由があったりするでしょう。ただ、これも初めて言いますが、
他のところからのオファーがあったり、金銭的にも競技面でもより良い条件を提示されたこともありました。

でも私は目的を持ってここにいます。忠誠心があります。2年間ともに過ごしているこのグループ、日本に愛着があります。
私も家族も日本をよく訪れ、会長との関係も非常に明確です。その中での責任感が私のマックスを引き出しました。
私が到着してから、どういう風に仕事をしてきたか、会長もご覧になっているでしょう。日本サッカーを向上させるためにすべてを注ぎ込んできました。
もちろんミスもあるでしょうし、すべてがミスなく進むわけではありません。

私が今後どれぐらい日本代表監督を続けられるかは結果次第ですし、はっきりとは申し上げられません。
私に何かあれば、まず田嶋会長にお伝えします。私はロボットではありませんし感情を隠すことはできません。
私は外交的な話し方に欠けた発言をしてしまうこともあります。この年齢で、もう変わることはないでしょう。

今まで様々な国で競技面で成功を収め、私は今後とある方々にとっては残念なことかもしれませんが、ここで仕事を続けます。
いつまでかは申し上げられません。昨日の発言でチームが動揺するのを避けたかったため、このような場を設けました。長いプロローグとなりました」