全紙前半年期比マイナス、朝日は2.4%の最大下げ率…新聞の販売部数などをグラフ化してみる
(2017年前半期・半期分版)

まずは主要全国紙、具体的には読売新聞・朝日新聞・毎日新聞・日本経済新聞(日経新聞)・
産経新聞の計5紙における「販売部数」。

これは「日本ABC協会「新聞発行社レポート 半期」2017年1月-6月平均」で取得することができる。
該当半年間におけるで平均値であること、朝刊「販売」部数のみで夕刊は含まれないことに留意する必要がある。
また電子版は含まれておらず、紙媒体としての新聞販売部数に限定されている。

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部数トップの読売新聞は数年前まで「販売部数1000万部超」をセールスコピーとして用いていた。
他紙と比べて「ケタが違う」部数はそれだけで大きなセールスポイントとして呈することができた(「いっせんまん」の言葉
の響きは大きなパワーがある)。しかし2011年前半期でその大台を割り込み、以後販売部数の減少が続いている。

読売新聞に続く部数を計上しているのは朝日新聞、そこから部数を半分以下に減らして毎日新聞、日経新聞、
そして産経新聞が続いている。各新聞社の順位はこの数年、少なくとも当サイトで各紙の部数動向の精査を始めて
以来変化は皆無。各新聞の部数の差異から考察する限りでは、毎日新聞と日経新聞との間で順位変動が起きる
可能性が一番高いが、各紙とも下げ基調の中にあるため、順位そのものの差し替わりの機会はなかなか無さそうだ。