英紙ガーディアン(電子版)は13日、2016年リオデジャネイロ五輪と20年東京五輪の招致をめぐる
不正疑惑について、両五輪の招致委員会から国際オリンピック委員会(IOC)委員だったラミン・
ディアク氏の息子パパマッサタ・ディアク氏に金銭が渡った可能性があるとブラジル検察当局が
結論づけたと報じた。

 ブラジル当局の判断はフランス検察当局の調査を基にし、両五輪の開催都市が決まった時期に
パパマッサタ氏の周辺に送金が確認されたとしている。

 東京五輪については開催が決まった直後の13年11月、招致委がコンサルティング契約を結んでいた
シンガポールの会社から8万5000ユーロ(約1100万円)がパパマッサタ氏に渡ったとされている。
ブラジル当局は、IOCで強い影響力を持っていたラミン氏を、息子を介して買収し、開催都市を決める
IOC委員の投票で有利にしようとしたと主張した。

 ガーディアンは昨年、招致に絡んで東京側からパパマッサタ氏に多額の金銭が支払われたと報道。
東京側は不正を否定している。 

時事通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170914-00000158-jij-spo