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BAYCAMP 2017 に関して

この度はBAYCAMPでの一件で、皆様にご心配とご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。

まず、私たちYogee New Wavesのステージで大森靖子さんの表現を否定していると誤解を与える発言があったこと、また大森靖子さんとスタッフの方々、沢山のファンの方々に様々な不安や嫌悪感を与えてしまったことに関しまして、この場を借りて謝罪をさせて下さい。大変申し訳ありませんでした。心から反省しております。

「音楽」と「魔法」に関する主義主張は、様々なアーティストが様々な哲学と思想を持った上で発言、歌唱、表現していることは理解しているつもりです。自分なりの音楽に対する思いの強さからステージ上であのような発言をしました。

他意はなく、ましてや大森靖子さんの作品や表現を否定する意図は全くありませんでしたが、表現の仕方が間違ってしまったことで、気分を害された大森靖子さん、そしてバンドメンバーの皆さん、スタッフの方々、そして大森靖子さんのファンとYogee New Wavesのファンに対して本当に申し訳なく思っています。

イベント翌日の9月10日、大森靖子さんご本人と大森靖子さんのマネージャーさんにYogeeのVo角舘とBa上野、事務所スタッフと共に直接謝罪をさせて頂きましたが、配慮の至らない点があり、受容はして頂けませんでした。これについては、受容頂けるよう改めて誠意をもって謝罪をする考えでおります。

そして、大森靖子さんのバンドメンバーである、えらめぐみさんにベースをお借りした経緯を、ベースの上野から説明させてください。

私たちYogee New Wavesの本番がはじまり1曲目の演奏途中でベースの弦が切れました。BAYCAMPの様な沢山のアーティストが出演するイベントではタイムテーブルを乱すことは各方面に迷惑がかかりますし、まだライブの序盤でのことだったので、正直なところ軽いパニック状態でした。

慌ててバックヤードに出るとすぐ横のステージで、演奏を終えたばかりの大森靖子さんのバンドメンバーであり、私の知人でもあるギタリスト畠山健嗣さんが、ベースを貸そうかとご厚意で声をかけてくださいました。

畠山健嗣さんはその場にいなかった同バンドのベーシスト、えらめぐみさんに急遽確認の連絡を取ってくださいましたが、電話はつながらず、本人の承認を得ることはできませんでした。畠山健嗣さん自身は躊躇されたものの、緊急を要している事を察してくださり、私自身も躊躇しましたが、結果ベースをお借りいたしました。

また、弦が切れたベースは、大森靖子さんの楽器担当の方が、他のバンドさんの弦をお借りし、張り替えてくださり、復帰する事が出来ました。担当のバンドで無いにも関わらずご対応下さり、感謝しております。

予備のベースを持参していなかったこと、替えの弦を準備していなかったことなど、万が一の準備を怠っていたことを深く反省しております。本番終了後、私は畠山健嗣さんとえらめぐみさんにお礼に伺いました。本当に感謝をしていますし、ありがたいことだと考えています。

しかし、大森靖子さんは、翌日の謝罪に伺った際、ステージ冒頭での発言を受けた上にベースを貸していた事を後で知った為、やるせない気持ちでおられ、心から申し訳なく思っております。

謝罪の場に同席されていたえらめぐみさん及び、その場はご不在でしたが、畠山健嗣さんのお二人はステージ冒頭での発言は聞こえておらず、同じミュージシャンとして、困っているなら助けたいという気持ちであったが、もしその発言を知っていたら、大森靖子さんのバンドメンバーとしてベースを独断で貸す行為はなかったともおっしゃっていました。

私は、大森靖子さんのステージは、リハーサル中であったこともあり、自分の立ち位置からは音もあまり聞こえるような状況ではなかった為、角舘のMCの内容に関してはその時点では全く違和感を感じておりませんでした。もしそういった状況を把握していれば、大森さんのバンドメンバーから楽器をお借りすることは失礼にあたるため、出来なかったと思います。

ご厚意で協力していただいた方々に、大変複雑な思いをさせてしまって、非常に心苦しく思っています。

今回の騒動を知り、すぐに状況を説明したい気持ちはありましたが、大森靖子さんをはじめ、ご厚意で楽器を貸して下さったえらめぐみさん、声をかけていただいた畠山健嗣さん、弦を交換していただいた大森さんの楽器担当の方に、一方的に情報を出すことで、ご迷惑をおかけするわけにもいかないと思い、大森さんサイドにも事実を確認して頂いた上で、この文章を書かせて頂きました。

今回の件で、皆様に大変なご迷惑、ご心配をおかけしまして、誠に申し訳ございませんでした。

Yogee New Waves 一同