◆阪神2―7巨人(13日・甲子園)

 阪神は先発・岩田が3回6失点と炎上し、10シーズン連続で巨人戦の勝ち越しなしが決まった。
打線も11安打を放ちながら、糸井の2ランで完封負けを阻止するのがやっと。金本監督は
投手の苦しい台所事情を嘆いた。

 ―先発が2試合続けて崩れた。

 「ですね。2試合続けてまあ…。バテが来ているのか。せっかく審判が低めと右(打者)の
インサイドを広く(ストライクを)取っているんだから。吉川もそこをうまく利用して
投げ込んでいたから、うち(岩田)もそこに投げたらいいのに。追い込んで高め、追い込んで
高めばっかりだった」

 ―9月は先発に頑張ってほしい。

 「リリーフがこういう状態ですから。3回で(降板)。あわや2回で降板という…。
これではリリーフもつぶれますけど。そういう意味では(ブルペンに)8人入れておいて
良かったなと」

 ―先発を立て直していく必要がある。

 「何したらええ。教えてよ(苦笑い)」

 ―先発のリズムが悪いと守備にも影響する。

 「野手はそれに影響されてはいけないけど、そうなりがちなのが野球ですからね」

 ―打線はあと1本が…。

「ヒットは出ているんですけど、つながりに欠けた試合でしたね」

 ―大山の当たりが止まった。

 「どうかな。スイングのあれ(狂い)もあるだろうし、調子もあるだろうし。陽川は、
今日いいバッティングしたし、そのあたりは競争になってくる」

 ―巨人に勝ち越せないシーズンが続く。

 「もともと力の差はありますから。メンバーを見ても。そこはピッチャー陣が頑張って、
向こうの打線を抑えていかないと。普通にやれば、普通に戦力からすればずぬけている
チームですから」

 ―明日は落とせない。

 「まあ何とかね。菅野から点を取って、秋山に頑張ってもらって、一つ取らないと」

日刊スポーツ
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