「田中は過去のエースだ」

 辛口で知られるニューヨークのメディアが、またぞろ田中将大投手(28)への攻撃を始めた。ただ、8日のレンジャーズ戦で4点のリードを守れず、11敗目(11勝)。4回0/3を投げ、8安打7失点では言い訳はできない。

 ニューヨーク・デーリー・ニューズ紙は「テリブル(ひどい)田中がまた現れた」「故障者リストからの復帰後、3試合はよかったがまたも敗戦。ア・リーグ東地区の優勝争いで大きく後退し、被本塁打も30本となった」

 ニューヨーク・ポスト紙も「田中の敗戦でプレーオフのチャンスが消滅したわけではないが、大きすぎる敗戦。5回はスライダーとスプリッターに威力がなかった」

 ニュージャージー・コムは「ローラーコースターのような1年を送ってきた田中。この日は頼りにならない方の田中が顔を出した。彼がエースというのは過去の話になった」

 ヤンキースのジラルディ監督は、「田中が投げている以上、こちらとしてはこれまでのように抑えてくれることを期待してしまう」と失望を隠さなかった。

 いい時もあれば悪い時もあるではエースとはいえない。次回登板(14日、本拠地でのオリオールズ戦)で修正できなければ、ポストシーズンで首脳陣から全く頼りにされなくなる。

夕刊フジ2017年9月13日17時06分
https://news.infoseek.co.jp/article/13fujizak20170913013/