神ころばし勇壮に 男衆健康祈る 藤枝・岡部の神社

神ころばしで境内を走り回る若者たち=藤枝市の若宮八幡宮
http://www.at-s.com/news/images/n41/400952/IP170911TAN000069000_2.jpg

 藤枝市岡部町岡部の若宮八幡宮で10日、市指定無形民俗文化財の神事「神ころばしと七十五膳」が行われた。
3年に一度の若宮八幡宮大祭(8〜10日)の一環で、男衆が転んで無病息災を祈る
という全国的にも珍しい神事に大勢の見物客が訪れた。
 神ころばしは、朝比奈川に7回入って体を清めた地元の若者たちが、
転びながら御膳やむしろなどのお供え物を献上する神事。
転んで土が体に付くことで神から守られ、丈夫に育つといわれている。
 10日は、前日から地域を練り歩いたみこしが境内に戻り、神事が始まった。
若者たち約30人が御膳を掲げたり、むしろに身を包んだ代表者を囲んだりしながら勇ましく走り回った。
境内の隅などで全員が一斉に転ぶと、会場に陣取った見物客から拍手が送られた。
 同時に行われた七十五膳は、舞姫姿の子供たちが本殿を囲むように列を作り、
穀物や野菜、果物、酒など75品目を順番に奉納した。

http://www.at-s.com/sp/news/article/local/central/400952.html