6大会連続のワールドカップ(W杯)出場を決めたサッカー日本代表。これから本大会へ向け、バヒド・ハリルホジッチ監督はメンバーの選考と代表強化のスケジュールに入る。そこで関心が高まるのが、代表をけん引してきた本田圭佑の処遇だろう。

アジア最終予選のホーム・オーストラリア戦では試合に出場できず、ベンチを温めた。その後のW杯出場決定したアウェー・サウジアラビア戦ではスタメンで出たものの、前半45分間のプレーで退いた。本田自身は試合後に「サウジアラビア戦では前半だけで交代するとあらかじめ言われていた。コンディションのことを心配しているという説明だった」と明かし、「全然だめですね。何を言っても言い訳になる。だめだったという結果しか残らない」と語った。

「これは過去のW杯本大会でも見られた“サプライズ落選”に、今回は本田が対象になる可能性が高まった流れといえます。フランス大会では三浦知良が落選。日韓大会では中村俊輔が落選し、世間を驚かせました。ほかにも予選には出場したが本大会に出られない選手は多くいました。ハリルホジッチ監督が就任してから、今年に入って38名、昨年は37名、一昨年はアジアカップがあった影響で84名が代表に招集されています。しかし、本大会に出場できるメンバーは23名。サウジアラビア戦とオーストラリア戦に27名招集したなかから、さらに4名が削られることになるわけです」(サッカー誌記者)

 本田の処遇にサッカーファンは賛否両論


そんななかで本田がレギュラーから外れ、サウジアラビア戦で不甲斐ないパフォーマンスだったことで、本田を外して若手を入れようという声が出てくるのは当然の流れかもしれない。だが、本田は9月7日にツイッターを更新し、その内容に多くの反響があった。

Just arrived in Pachuca.

サッカーファンの皆さん、メディアの皆さん、「もう代表に必要ない」とか他にも厳しい声をありがとうございます。

年明けてからの半年間が何よりも重要なのは何度も言ってるが、良い感じで舞台は整ってると思ってます。

ありがとう。

この投稿に対して、次のような投稿があった。

《45分も走れない本田のために枠を使うのはもったいない。たとえ出場しないとしても若手に経験積ませる方がよっぽどいい》
《今の本田は言葉だけが強くて、プレー結果は弱い。そんな感じがします。》
《今のチームで走れないハードワーク出来ないというのは致命的だと思う》

また一方で、次のような投稿もある。

《代表に必要だとハリルに思われているということは、経験のあるないの差がとても大きい》
《W杯では本田のような強いメンタルとここ一番で力を発揮できる選手が必要なのはサポーターも分かってます》

本田は今シーズンからメキシコリーグの強豪チーム、パチューカへ移籍しているが、結果を残さなければ落選する可能性は当然あるだろう。本田にとって残り半年は、サッカー選手として正念場になる。

まいじつ

2017.09.13 07:01
https://myjitsu.jp/archives/31087