【オークランド(米カリフォルニア州)12日(日本時間13日)】インターネット通販大手の楽天は、米プロバスケットボールリーグNBAの昨季王者ウォリアーズとパートナーシップ契約を締結したと発表した。3年総額6000万ドル(約65億円)で、ユニホームのロゴ契約としてNBA史上最高額。同社は今季からサッカーのスペイン1部バルセロナともスポンサー契約を結んでおり、相次ぐ超ビッグ契約が実現した。

 楽天がまたも海を越えた大型契約を結ぶ。バルサとのスポンサー契約に続き、NBAの2017−18年シーズンから、昨季王者ウォリアーズと契約を結び、ユニホームに「Rakuten」のロゴが入ることになった。

 楽天が12日朝(日本時間13日未明)に公式ホームページで、ウォリアーズとのパートナーシップ契約締結を発表した。米スポーツ専門局ESPN(電子版)によると、3年総額6000万ドル(約65億円)の契約になるという。

 NBAは今季から、史上初となるユニフォーム・スポンサーシップ契約を試験導入することを決定。これを受けて、両者の契約がまとまった。2・5インチ(約6・3センチ)角を基準にロゴがユニホームに左胸に付けられる。

 ユニホームのロゴだけでなく、チームの練習施設の名称も「楽天パフォーマンスセンター」と楽天の名が冠されることが決定。その他、楽天の名称やロゴがチームのウェブサイトや試合会場などでさまざまな形で活用される予定という。

 楽天の三木谷浩史会長兼社長(52)は「大変うれしく思う。ウォリアーズは、私たちが大切にするチームワークや未来に対する前向きな姿勢と共通するものがある」などとコメント。またウォリアーズのリック・ウェルツ社長兼CEOは「ウォリアーズは世界中のファンたちに支えられている。日本やアジア、欧州のファンとより深くつながるための新たな機会をもらたすものと期待しています」とした。

 楽天は日本国内で、J1神戸とプロ野球楽天ゴールデンイーグルスを運営。さらに今季から、サッカーのスペイン1部バルセロナと年間5500万ユーロ(約72億円)の4年契約でスポンサー契約を結んだ。7月に東京都内でアルゼンチン代表FWメッシらを招いて契約記念会見を開催。世界のトップチームとの契約に、日本では衝撃が走った。

 ウォリアーズは09年にステフィン・カリー(29)が入団し、14〜15年シーズンにNBA王者に。昨季はケビン・デュラント(28)が加入し、2季ぶり5度目のNBA王者となった。開幕戦は10月17日に本拠地オークランドでロケッツと対戦する。楽天のNBA“参画”で、日本でのNBA熱も盛り上がることは確実だ。


9/13(水) 7:00配信
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