J1C大阪の日本代表FW杉本健勇(24)が、川崎時代の同僚で元日本代表FW大久保嘉人(35=FC東京)から得点王取りに向けた“金言”を授けられた。

 杉本は、A代表デビューを飾ったロシアW杯アジア最終予選サウジアラビア戦(5日、ジッダ)からの強行日程の疲れも見せず、9日のFC東京戦で2得点をマーク。リーグ戦16得点目となり、FW興梠慎三(31=浦和)と並んで得点ランクトップに躍り出た。「なかなか単独(トップに)してくれないね」と、おどけてみせたが、初のビッグタイトル獲得にまた一歩前進した。

 そんななか、3度の得点王(13〜15年)を達成したベテランFWは、チームメートとして戦った2015年から見違えるほどたくましくなった後輩に親身のアドバイスを送った。

「これ(現在の得点ペース)を続けていかないと意味がない。研究されるし、続けるのは大変だけど、そこを克服しないとね。過去にも勢いでバッときただけの選手はいっぱいいる」

 大久保が杉本に助言を送るのは、15年に得点王を争った当時G大阪のFW宇佐美貴史(25=デュッセルドルフ)の姿と重なるから。宇佐美は開幕からハイペースでゴールを重ねていったが、シーズン後半に失速。当時大久保は「同じパターンでプレーしていたら研究されて点を取れなくなる」と指摘していただけに、杉本には同じ過ちを繰り返してほしくないのだ。

 あとは杉本が実行に移せるかだけ。9日の試合後には大久保から「今年取らないともう取れないぞ! 来年は俺がいくから!」と言われただけに、まずは目の前のチャンスをものにしたいところだ。

9/12(火) 16:45配信 東京スポーツ
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