[2017年9月12日7時34分 紙面から]

日本対カナダ 9回表日本無死、右肩に死球を受けた後、無念の表情を見せる清宮(撮影・鈴木みどり)

<U18W杯:日本8−1カナダ>◇10日(日本時間11日)◇3位決定戦◇カナダ・サンダーベイ

 高校日本代表の早実・清宮幸太郎内野手(3年)が、将来的なメジャー挑戦への思いを強くした。カナダとの3位決定戦では1安打1打点で銅メダル死守に貢献。注目の進路については「まだ決めてません。一番いい選択をする」と話すにとどめた。帰国後、ラグビーのヤマハ発動機で監督を務める父克幸さん(50)らとの家族会議を経て、今月中に表明するとみられる。

 清宮の心は、壮大な夢であふれた。世界の強豪と戦ったことで、幼少のころからの夢だった「メジャー挑戦」が明確なものになった。「みんな体も大きいし、球も速いし、スイングも速かった。やっぱり、こういう子たちとやっていると楽しいというか、夢があるなと。雰囲気も自分はすごく好きですし、将来はこっちに来てやりたいなと思った」と話した。

 直近の進路については、揺れる心境を率直に話した。「まだ決めてない」とした上で、何を優先するのかと問われ「消去法は嫌なので、やっぱり自分が何をやりたいかとか、しっかり見つけて、一番いい選択ができればなと思います」と言った。地元カナダのラジオ局の取材でも「大学かプロか」の選択肢を挙げた。早大か米国の大学への進学、プロ野球のいずれかで決める。

https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/201709120000181.html