インテルで日本代表DF長友佑都に代わり、今シーズン初先発を果たしたDFダルベルト・エンリケに対し、観客から不満の声が漏れた。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が11日に伝えている。

インテルは10日のセリエA第3節において、昇格組のスパルと対戦。FWマウロ・イカルディのPKで先制に成功したインテルが2-0で勝利を収めた。この試合において輝きを放った新加入のセンターバック、DFミラン・シュクリニアルが称賛を受ける一方、左サイドバックのダルベルトは課題が浮き彫りとなった。

「ダルベルトは相手陣内奥までたどり着くことができず、守備ではマヌエル・ラザリを追走するのに苦労した。ドリブルでは2回抜かれ、6回クロスに持ち込まれた」と指摘している。観客席からは、「本当にこんなのを2カ月も追っていたのか」といった声や「ニースに2000万ユーロ(約26億円)も出したなんて」などとパフォーマンスに幻滅する意見が上がっていたと伝えている。

ただし、シュクリニアルが早々にインテルにフィットしたことについては、移籍金が2000万ユーロだけでなくFWジャンルカ・カプラーリの所有権も含まれており高額だった点や、加入が6月末と早かった点を考慮する必要があると言及。インテルは6月からダルベルトの獲得に向けて、ニースと交渉を行っていたものの、なかなか合意に至らず、加入が8月9日にずれ込んだ。「皆が絶賛するあの左足の真価が分かるまでにはまだ時間はある」と結論づけ、サポーターに辛抱を促している。長友との熾烈なポジション争いはますます注目が集まるところだ。

9/11(月) 19:35配信 goal
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