2016年11月6日

 5日付の本紙1面に掲載された小笠原のメイン写真で「ある違い」に気付いたら、かなりの竜党かも。答えはTシャツの左肩。刺しゅうのローマ字をよく見ると「Takeya…」。
もうお分かりだろう。「武山さんのTシャツをもらったんです」と小笠原が笑う。
 神奈川での少年時代、テレビで見ていた横浜(現DeNA)でマスクをかぶっていた武山は憧れの存在。左肘遊離軟骨の除去手術前におねだりしてもらい「これを着て手術室に入りましたよ」とお守り代わりに。一緒にもらったリストバンドもバッグに着けていた。

 それを記者から聞いた武山は「マジ!? めっちゃファンやん」と大笑いしながらも、大事にしてくれてうれしそう。ベテランの域に入りつつある32歳にとって弟分はかわいくて仕方ないはず。来季はコンビで勝利を挙げる姿を見てみたい。

高校時代まで熱狂的な横浜/DeNAファンだった小笠原にとって、幼稚園児から中.学生の2003〜11年に在籍した武山は“アイドル”だった。

昨年、左腕に「ファンでした」と告白されたが、武山は「バカにしやがって」と苦笑い。それでも満更ではなく、オフには共通の趣味であるプロレス観戦に出かけるなど、年齢差を感じさせないほど公私ともに仲が良い。



武山がここまで言うのは、弟分として信頼関係があるからこそだろ。