阪神・掛布雅之2軍監督(62)の今季限りでの退任が明らかになった10日、
ロッテの球団幹部が新監督として招請する可能性について言及した。

 ロッテは現在、伊東勤監督の今季限りでの退団を受けて、新監督擁立に向けての準備を
進めている。
 掛布氏は千葉県千葉市生まれで、習志野高校出身。2年夏には甲子園に出場し、
73年にドラフト6位で阪神に入団した。

 阪神では「ミスタータイガース」として活躍。85年には阪神日本一の原動力となり、
まさに郷土の英雄的な存在だ。県民球団色の強い千葉ロッテにとっては指導者として
理想的な人材で、以前から待望論があった。
 球団幹部は新監督人事は、「重光(昭夫)オーナー代行の専権事項」と断った上で、
「数多くいる候補者の1人だと思う」と見解を示した。
 しかし、招請の現実性については、「(阪神の)カラーが強すぎる方ですからね」と
話すにとどまった。
 山室球団社長は「ポスト伊東」に関し、「OBにこだわらず、幅広く人選をしたい。
シーズン終了までには一本化したい」と明言しており、水面下では重光オーナー代行を中心に
人選を行っている真っ最中だ。

https://www.daily.co.jp/baseball/2017/09/10/0010541417.shtml
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