サッカーJ1第25節は9日、清水が甲府戦(中銀)に1-0で勝利。値千金のゴールを呼んだのは、元オーストラリア代表FWミッチェル・デュークの神懸かり的なノールック・ヒールパスだった。相手と接触で頭部を痛がる素振りを見せながら、直後、まるで背中に目がついているかのようなアシストで決勝弾が生まれた。目を疑うような仰天シーンをJリーグ公式Youtubeチャンネルが紹介し、ファンに反響を呼んでいる。

 スタジアムにいた誰もが目を疑った。0-0で迎えた後半。デュークは後方からのロングボールを放り込まれた。空中戦で激しい競り合い。しかし、頭部を接触したのか、両手で頭を抱えるようにして立ったまま痛がる素振りを見せた。ところが、主審の笛は鳴らない。すると、痛がっていたはずのデュークが信じられないプレーを見せる。

 突然、足元で弾んでいたボールをヒールで蹴り、浮き球で前線へ。虚を突かれた相手DFは反応が遅れ、FW北川の胸元にピタリ。そのまま振り向いて突破し、最後は右足を降り抜いてゴールを揺らした。頭を押さえていたはずのデュークは振り返り、その場で両手を挙げて喜びを表現していた。

 “頭脳”的アシストの一部始終を紹介したJリーグ公式Youtubeチャンネルでも「年間ベストアシスト」など称賛の声が続々と上がっていた。本当に頭部は痛かったのか、北川へのヒールは狙ったのか定かではないが、しかし、4試合ぶりの勝利をもたらしたスーパープレーとなったことは間違いない。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

9/10(日) 13:21配信 
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170910-00010007-theanswer-socc

動画
https://youtu.be/WobpbpgcNXI?t=39