スタジアムにいた誰もが目を疑った。0-0で迎えた後半。デュークは後方からのロングボールを放り込まれた。空中戦で激しい競り合い。しかし、頭部を接触したのか、両手で頭を抱えるようにして立ったまま痛がる素振りを見せた。ところが、主審の笛は鳴らない。すると、痛がっていたはずのデュークが信じられないプレーを見せる。
突然、足元で弾んでいたボールをヒールで蹴り、浮き球で前線へ。虚を突かれた相手DFは反応が遅れ、FW北川の胸元にピタリ。そのまま振り向いて突破し、最後は右足を降り抜いてゴールを揺らした。頭を押さえていたはずのデュークは振り返り、その場で両手を挙げて喜びを表現していた。
“頭脳”的アシストの一部始終を紹介したJリーグ公式Youtubeチャンネルでも「年間ベストアシスト」など称賛の声が続々と上がっていた。本当に頭部は痛かったのか、北川へのヒールは狙ったのか定かではないが、しかし、4試合ぶりの勝利をもたらしたスーパープレーとなったことは間違いない。
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
9/10(日) 13:21配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170910-00010007-theanswer-socc
動画
https://youtu.be/WobpbpgcNXI?t=39