国際基督教大学(ICU)時代の同級生である小室圭さん(25才)との婚約内定を発表された秋篠宮家の長女・眞子さま(25才)。母である紀子さまとの関係は、決して平坦なものではなかった。

 2007年7月、眞子さまは山梨県で行われた『全日本高等学校馬術競技大会』に秋篠宮ご夫妻とともに出席し、本格的な公務デビューを果たされた。長年にわたって秋篠宮家を取材する皇室ジャーナリストの高清水有子さんが、当時の様子を振り返る。

「私の目から見ても眞子さまの緊張ぶりが伝わり、両殿下もご心配されているようでした。後日、紀子さまとお話しする機会があり『すごく緊張されていましたね』と私が言うと、紀子さまは『緊張のあまり、本当にどうなってしまうかと心配でした』と母心を打ち明けてくださいました」

 式典当日、眞子さまは馬をデザインしたペンダントをされていた。高清水さんがそれを紀子さまに伝えると、こう話されたという。

「実は私も馬のブローチをしていたんですよ」

 高清水さんがこう続ける。

「母と娘で同じ形のアクセサリーを身につけることで、紀子さまは『私も一緒よ』と緊張される眞子さまをリラックスさせようとされたのです。母娘の固い絆を強く感じました」

 ドキドキの「初めてのご公務」を無事に務められた眞子さまは、その後は精力的に公務に励まれるようになる。

 2008年4月には東京・上野動物園で初めての単独公務に臨まれた。愛媛県今治市から寄贈された野間馬・えりか号の記念式典だった。

「少し興奮気味だったえりか号の鼻を眞子さまが優しくなでられると、それまでの暴れぶりがウソのようにおとなしくなりました。眞子さまはエサの与え方も手慣れた様子で、立派にご公務を果たされました」(皇室ジャーナリスト・神田秀一氏)

 大人への階段を一歩一歩着実に上っていた眞子さまに“異変”が生じ始めたのは、2010年4月に国際基督教大学の教養学部アーツ・サイエンス学科に進学されたことがきっかけだった。

 そもそも皇族は学習院大学に進むのが慣習だったが、眞子さまは自由な校風や英語学習の質の高さなどに魅かれて、ご自分の意思でICUへの進学を選ばれた。そんな前代未聞の決断も紀子さまは温かく見守られた。

 晴れて“花の女子大生”となられた眞子さまは自由なキャンパスライフを堪能されるようになる。

「眞子さまはクラスメートから“まこ”の愛称で親しまれていました。スキー部に所属され、学園祭では屋台の売り子をされるなど、学園生活を存分に楽しまれていました。アイラインや目尻にラメを入れて指にリングをするなど、“女子力”も高くなられていました」(ICU関係者)

 だが、2011年10月23日、眞子さまが成人を迎えられた誕生日の当日、秋篠宮家を揺るがす一大事が起きる。

 この日、眞子さまと男子学生とのプライベート写真がネット上に流出したのだ。写真は2010年のクリスマスに眞子さまがスキー部のメンバーと一緒に長野県へスキー合宿に行かれた際に撮影されたもの。眞子さまが照れくさそうな笑顔とともにピースサインを作られてイケメン学生にしなだれるツーショットや、当時未成年だった眞子さまが、飲みかけのビール瓶や缶酎ハイなどが置かれたテーブルの前でポーズを取られているカットもあった。

 突如、未成年皇族に降りかかった恋人報道と飲酒疑惑に大騒動となった。それまで眞子さまの自主性に任せていた紀子さまも、この時ばかりは様子が違った。

「紀子さまは、『疑われるようなことをしてはいけません』と眞子さまをきつくお叱りになったそうです。紀子さまは以前から、『大学生になったら振る舞いに一層気をつけなさい』と注意を促されていたこともあり、写真の流出に大きなショックを受けられました。初めは反省されていた眞子さまでしたが、紀子さまのお小言がエスカレートするうちに『馬鹿馬鹿しい』と言って話を聞こうとはされなくなりました」(秋篠宮家関係者)

つづく

NEWSポストセブン2017年9月10日07時00分
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