31年目を迎えたフジテレビ恒例の「FNS27時間テレビ にほんのれきし」が9、10日に渡って放送中だが、10日午後6時55分頃からはグランドフィナーレとなる「池上彰が見た!たけしと戦後ニッポン」が放送される。

 目玉中の目玉となるのが、21年ぶりに総合司会を務めているビートたけし(70)の激白。たけしの人生はまさに戦後の復興期と重なるもの。東京五輪、三種の神器、東京タワー完成、あさま山荘事件、三億円事件、ロッキード事件、バブル経済…。そんな日本を変えた重大事件の数々を貴重な映像で振り返り、たけしの人生と戦後のエピソードをリンクさせながら、ジャーナリスト・池上彰さん(67)の丁寧な解説で紹介する。

 昭和の犯罪史に残る様々な事件にも偶然、関わっていた、たけし。連続射殺事件の永山則夫と同じアルバイト先で働いていたり、三島由紀夫の自殺現場の近くにいたり、大火災のホテル・ニュージャパンに紙一重で宿泊する予定だったり…。

 そんな、たけしが“当事者”となった二つの事件にも今回、池上さんが切り込む。一つは86年の「フライデー襲撃事件」。なぜ、事件は起こったのか。今まで語られなかった別の襲撃理由、事件の背後にいた謎の人物の正体も明らかに。その後、パパラッチされないよう、たけしが実践した、とある作戦も明かされる。

 もう一つが94年のバイク事故。映画監督として、海外での評価も高まりつつあった、たけしはそれまで乗ることがほとんどなかったバイクに、なぜ乗ったのか。あの夏の夜の深夜、見通しのいい緩やかなカーブで、なぜガードレールに突っ込んだのか。今でも続く病院で目が覚めた瞬間の悪夢、入院中の心境、事故をきっかけに変化したことは…など、たけしが全てを語る。

 また、池上さんは、たけし追求だけでなく、自らNHKの事件記者時代に取材した80年の山梨・幼児誘拐殺人事件、富士山大規模落石事故、静岡駅前地下街ガス爆発事故、新宿西口バス放火事件と数週間の間に立て続けに起こった大規模事件のエピソードや特ダネ話も披露する。

9/10(日) 12:02配信 スポーツ報知
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