文春記事で「川島」の文字がでてるところ


そんな時、オーディションが始まったのが「あまちゃん」だ。
二〇一二年四月から始まったオーディションには千九百五十三人が参加した。
ただ、所属事務所レプロにとっては、無名の能年は“当て馬”に過ぎなかった。
レプロが事務所をあげてプッシュする川島海荷(21)もオーディションを受けていたためだ。
川島は社長の本間憲が自ら見出した秘蔵っ子だった。

 レプロは本間が一九九一年に創業した会社だ。

本間はもともと石田純一らが所属するスカイコーポレーションで運転手やマネージャーを経て、
芸能プロダクションを始めた。
 レプロはモデル出身の長谷川京子や新垣結衣などを女優に育て
、業界で存在感を増していく。「オレたちはハリウッドを目指す」と
本間は、本社のレッスンルームにハリウッドの絵を掲げさせている。

社長の号令一下、社員はみな英語のミドルネームを持つ。
本間は、スティーブだ。毎年、成績をあげた社員にはロレックスをプレゼントする親分肌で、社内の空気は体育会系。

そのせいか、打てば響くタイプではない能年は、事務所の怒られ役だった。

「あまちゃん」のヒロインに決まる直前には、寮の掃除がなっていないと厳しく注意を受け
、一カ月間、事務所の掃除当番を命じられていたという。


 本間は、能年が「あまちゃん」ヒロインに決まった頃、
能年と川島が共演した雑誌「H」のグラビアについて、自身のツイッターでこんな書き込みをしている。

〈『H』でホッコリ。能年も頑張ってるが今回は川島の貫禄勝ちだなこりゃ。
このまま切磋琢磨しとくれよ〉(二〇一二年七月十一日)




どこにも無いね
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