テリー伊藤がテレビで不自然なまでに北朝鮮の擁護を始め、間違っているのは日本のほうだと主張している。
お金でも貰ったのかと疑ってしまう言い分だ。

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テリー伊藤「みんな『北朝鮮の挑発』って言葉使いますけども、北朝鮮の立場から考えると挑発しているのは米韓だろうと。
米韓の合同演習をするなと言ったのにトランプさんが無視してやったわけじゃないですか。
これは北朝鮮としては本当はすごく怒っていると思うんですよね。
日本の立場って一番大事なのって平和だと思うんですよ。
日本は本当はアメリカに『米韓合同演習をなぜこのタイミングでやる必要があるんですか?』って言うべきだと思う。
北朝鮮というのはすごくプライド、自負はあるんですけどもう一方では恐怖心があります。
他国には分からない『自分の国をなくす』という恐怖心は世界で一番もってますよ。
1930年から35年間、日本に統治されていたというこの恐怖心の中でまた統一されてしまうんじゃないか。
そういうことを考えると、日本はいたずらに煽る立場じゃないんですよね」

テリー伊藤は今回のミサイル発射と水爆実験について金正恩の心情を推察したうえで日本、米国、韓国を非難している。百歩譲ってここまではいいとして、ここから先がかなり無理矢理な理屈になってしまう。

テリー伊藤「北朝鮮にとって核というのは国防なんですよ。別に攻めるわけじゃない。
別にナチスと違って、他国の領土をとろうとしているわけじゃないんですよ。
自分の領土を守るってことが大前提にあるんですね。
1980年まで韓国と北朝鮮は経済的には一緒でしたよ。
それが圧倒的に韓国のほうが伸びていって金日成さんも言ってるんですね。
ここで起死回生でひっくり返すには核しかない。
核を外すってことは侍が刀をとられるのと一緒で絶対にしませんよ。
そのことを考えて世界がどういうふうに感じるかってことですね」

もはやどこがおかしいか解説はいらないだろう。
全てが間違っているのだ。
北朝鮮が核開発を進める理由を正当化するなど言語道断なのに、テリー伊藤はテレビで寝ぼけたことを声高に叫ぶ。
さらに別の番組でも北朝鮮を必死で擁護する。

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注目すべきは拉致問題にも言及しているところ。
もはや誰も理解できない言動にスパイ、工作員疑惑すら浮上する。

これまで「敵対するのではなく話し合いで解決すべきだ」と主張する有識者は何人かいたが、日本が悪いという前提で話す者はいなかった。
そういう意味ではテリー伊藤は極めて異端なのだ。

そもそも話し合いで解決すべきという人は何をどう話し合えば和解できるのかを考えていない。
人間としての良心があるのかすら怪しい金正恩に歩み寄ろうとすれば、とんでもない要求を突きつけられてそれで終わるだけに決まっている。
この話については以前、小藪が出した例が分かりやすいだろう。

■ テリー伊藤がなぜテレビに出ているのかが分からなくなってきた。

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政治問題の専門家でもないのに、なぜ知ったかぶりをして適当なことを吹聴するのか。
北朝鮮の核兵器と侍の刀は全く違うものだとはっきり言っておきたい。

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