滋賀県立北大津高校(大津市)の硬式野球部の練習中、マネジャーの元生徒が打球の直撃を受けて
眼球破裂の大けがを負う事故があり、元生徒が損害賠償を求めた大津簡裁の民事調停で、滋賀県側が
4100万円を支払う条件で和解する方針を固めたことが7日、分かった。

 県教委によると、事故は平成23年11月に発生。バッティング練習中に打球がバックネットを
突き破り、ネット裏にいた元生徒に直撃、右目の眼球が破裂した。元生徒は手術を受けたが、
視力は0・01にまで低下したという。

 元生徒は26年、県に損害賠償を求める調停を大津簡裁に申し立てた。簡裁は今年7月、県が
元生徒に4100万円を支払うなどとする調停案を提示。県側はこの調停案に合意する方針で、
近く県議会に関連議案を提出する。

 県は安全管理の不備を認めており、事故後、県立学校の設備の管理に問題がないか点検を行っている。

産経新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170907-00000530-san-soci