小泉構造改革で大衆の心を掴んだのが「自民党をぶっ壊す」というフレーズ。
小泉首相が族議員、官僚、既得権益、旧い自民党を破壊してくれると大衆は期待した。
民主党政権交代劇も「既存の政治の否定」。大衆は民主党に期待したのではなく、「旧い組織」を否定したいだけだった。
橋下維新でも大阪市役所をはじめとする既得権益の打破が謳われ、小池百合子フィーバーも自民党都議会を「敵」とみなしていた。
要はこの国の大衆は、「旧い既存の組織」対「改革者」という構図にとにかく弱い。
この構図さえ仕立ててしまえば、大衆を煽動することなんて簡単だ。