日本代表の名物ムードメーカー、DF槙野智章(浦和レッズ)がバヒド・ハリルホジッチ監督の優勝スピーチで“主役”となった。
ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選オーストラリア戦に2-0で勝利後、埼玉スタジアム2002で行われたW杯出場決定
スピーチでハリルホジッチ監督に水をかけるなど大暴れした。

 試合はDF長友佑都(インテル)のクロスからFW浅野拓磨(シュツットガルト)が前半41分に先制ゴールを決め、後半37分には
MF井手口陽介(ガンバ大阪)の豪快ミドルシュートで2-0。若武者たちが躍動し、会心の勝利を挙げた。試合直後に涙を見せた
ハリルホジッチ監督だが、思わぬ方向で笑いに変えたのは槙野だった。

 ファンに向けたスピーチでキャプテンのMF長谷部誠(フランフルト)の後、任されたのはハリルホジッチ監督。日本語とフランス語で
「ミナサン、アリガトウゴザイマシタ! メルシーボークー!」と言うやいなや、槙野が背後から忍び寄り、両手に持ったペットボトルの
水を一気に水を浴びせかけた。一斉に大爆笑ムードに包まれた日本のメンバーたちもこれに呼応して水をかけ、指揮官は許容
するかのように両手を広げて“祝い水”を浴びた。

 槙野は今回の最終予選、出場は敵地オーストラリア戦のみにとどまった。しかし浦和でも見せるムードメーカーぶりで、大きな存在感を放った。

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