−1軍に昇格して2カ月
モイネロ 今の成績には満足している。日本の打者は大きくは振らないが、しっかりボールに当ててきて三振が少ない。最初は少し投げづらかったが、低めに投げることを意識している。
−キューバとの違いは
モイネロ 同じ配球だと読まれるので、3連戦で毎日配球を変えて、考えて投げていかないといけない。
−来日後、球速が154キロまで上がった
モイネロ 速い球がコンスタントに出ているのはいいこと。96マイル(約155キロ)が出ればいいなと思う。
−日本での生活は
モイネロ 日本は人がすごく落ち着いている。町並みもすごく整っていて奇麗だし、ファンの人もいい方がたくさんいる。休みの日はデスパイネと天神(福岡市内の繁華街)に出かけたり、ゆっくり食事をして過ごしているよ。
−日本の食事は
モイネロ 好きなものはすし、カレー、焼き肉、魚、エビ。すしはわさび抜き。生魚も大丈夫だよ。
−覚えた日本語は
モイネロ ミギ、ヒダリ、ゲンキデスカ。あとは(アントニオ猪木の)ゲンキガアレバ、ナンデモデキル。
−キューバで野球を始めたのは
モイネロ 12歳。それまでは公園で兄や友達と一緒に草野球をして遊んでいた。小さい頃からコントロールはよかったと思う。野球を見るのはあまり好きじゃなかった。メッシが好きで、サッカーもよくしていた。野球選手になっていなかったらサッカー選手になっていたと思う。それか漁師かな。父が以前、魚を冷蔵保存して送る仕事をしていたんだ。
−家族も日本での活躍を喜んでいる
モイネロ いつも電話で結果を伝えているよ。向こうでもたまにソフトバンクやロッテなど、日本の試合が録画で放送されるんだ。
−優勝が近づいてきた
モイネロ キューバでも15年に優勝を経験した。向こうでは街中でビール片手に大騒ぎするんだ。次は日本でも優勝して、日本のビールかけを楽しみたいね。【聞き手=福岡吉央】
◆リバン・モイネロ 1995年12月8日、キューバ生まれ。16歳からU−23国内リーグでプレー。13年に17歳でピナル・デル・リオでプロデビュー。19歳でキューバ代表入り。ニックネームはティト(スペイン語で「坊ちゃん」)。2人のいとこも過去にキューバ代表でプレー。2人のおじも元プロ野球選手。今年5月に育成選手としてホークスに入団し、6月に支配下登録。23試合、3勝1敗8ホールド1セーブ、防御率1・61。178センチ、69キロ。左投げ左打ち。家族は両親、兄2人、恋人との間に10カ月の長女。
8/29(火) 18:01配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170829-01879511-nksports-base
写真
https://amd.c.yimg.jp/amd/20170829-01879511-nksports-000-5-view.jpg