ハリルジャパンの天敵が日本に乗り込んだ。オーストラリア代表FWケーヒル(37)が27日、成田空港に来日した。同代表選手は世界各地から日本に集合しており、ケーヒルは国内組2人とともに登場。

リラックスした表情でサムアップを作り、「コンディションはとてもいい」。6月のコンフェデレーションズ杯で国際Aマッチ通算100試合出場を達成。まさに百戦錬磨の男だ。

出国前日は自宅で息子ら家族と過ごし、ラグビーの母国代表戦をテレビ観戦し、英気を養った。オーストラリア代表は現在、アジア最終予選B組3位だが、この状況を楽しむかのような落ち着きだった。

 何度も日本に悪夢を見せてきた。06年ドイツ大会では1次リーグ初戦で2ゴールを挙げるなど、日本戦は過去9戦5発。勝利への自信を問われ「オーストラリアの勝ちを確信している」と断言した。

 日本から奪った5点のうち4点がラスト15分のうちに生まれている。コンフェデ杯でもスーパーサブとしての出場が多く、日本戦でも同じような起用も考えられる。空港からの去り際に放った「お互いにベストを尽くそう」という言葉には、自信が満ちていた。【岡崎悠利】

 ◆ティム・ケーヒル 1979年12月6日、オーストラリア・シドニー生まれ。シドニー−ミルウォール−エバートン−NYレッドブルズと渡り歩き、その後2シーズンを中国でプレーし現在メルボルン所属。サモア人の血を引き、アンダーカテゴリーではサモア代表として出場したことも。エバートンでは226試合で56得点。オーストラリア代表として初のW杯得点者となるなど計48得点。178センチ、69キロ。

8/28(月) 9:04配信 日刊スポーツ
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