(台北 27日 中央社)
ユニバーシアード夏季大会は26日、陸上男子やり投げ決勝が台北市内の台北陸上競技場で行われ、
台湾の鄭兆村が世界歴代3位となる91メートル36で金メダルを取った。
やり投げの90メートル超えはアジア人選手として鄭兆村が初めてとなる。

鄭は1投目で83メートル91とトップに立ったが、すぐに追いつかれ一時は3位に落ちた。
諦めずに最後の6投目で思い切って投げた槍は空にきれいな弧を描き、アジアでは前人未到の90メートルを超えた。

膝のけがでスランプに陥っていたという鄭。今年6月に日本で開催された陸上の日本学生個人選手権で
79メートル42で優勝したばかり。短時間で記録を伸ばしたきっかけはとの問に
「私もよくわかりません、コーチに聞いてください」と手柄を譲った。

大学在学中の鄭は今年23歳。90メートルの大台突破で2020年の東京五輪での活躍も期待できそうだ。

台湾は27日に行われた公開競技のビリヤード男子シングルでも金メダルを獲得しており、
同日午後5時現在、金17、銀22、銅16の計55個でメダルランキングで3位となっている。


http://japan.cna.com.tw/news/aart/201708270003.aspx