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簡単なことだ。本当に頭がいい人は常に孤独だ。周りに自分と同程度の知性の人がいないからだ。
あの怪しげなIQですら、20〜30以上離れていると、知的な会話が成り立たないと言われている。
もちろん、さして意味のない形式的な雑談はできる。相手の話に合わせることもできる。
空気を読んで適切な発言をするのはお手の物だ。友人たちから信頼され一目置かれてもいる。
しかしそれでは知的な満足が得られない。この渇きは、テレビでもネットでも癒せない。
本しかないのだ。喉が渇くから水を飲む。腹が減るからご飯を食べる。本質はそれと全く同じだ。
しかし、本を読むから一層周りの人と話が合わなくなる。どうにも悲劇的だ。
この渇きを実感しない人は本など読まなくていい。時間の無駄だ。みんなと仲良くする方が遥かに意味がある。