改名について、能年側の星野弁護士はこう説明する。

「契約終了の直前になって、レプロが送ってきた『契約期間を15ヵ月延長する』という通知に対し、『法的根拠がない。規定に従って、
契約は6月末で終了する』と返答したところ、『契約期間の終了後も、能年という名前は使えない』と先方が書いてきたのです。
もちろん、名前に関する規定の存在は我々もわかっていました。しかし、その有効性には問題がある。契約終了後も『能年玲奈』の名前を使えば、
レプロ側はクレームをつけてくるでしょうし、もし裁判になれば関係者にも迷惑がかかる。だから、最初からそれには乗らないという判断をしました」

つまり、自主的な改名である。星野が続ける。

「レプロは大きなプロダクションです。係争になると、のんの今後の芸能活動や、スタッフとの関係上、目に見えない障害となる。
彼女の将来を考えて改名を選んだのです。