かなりのイメチェンではないか。俳優の船越英一郎(57)と離婚騒動を繰り広げているタレントの松居一代(60)が、20日にボランティア先の福岡から東京の自宅に帰宅。集結したマスコミに笑顔で対応し、「(松居劇場には)終止符を打った。(離婚裁判になった場合は)私が出廷します」と宣言した。

 しかし、見た目や雰囲気が随分変わったものだ。7月上旬にユーチューブで船越を告発した際には、ノーメークでまるで般若のような形相だったが、それが打って変わって、和らいだ表情に。福岡の被災地でのボランティアでは、麦わら帽子にタオル、軍手に長靴姿で、土砂を運び出す様子が報じられた。

「ユーチューブで船越のことを『バイアグラ男』と罵倒したりしたのは、さすがに世間の印象が悪すぎた。それは本人も気づいていて、ブログの内容も随分さわやかなものに変わっています。船越の事務所が松居の発言の差し止めを求める仮処分を申し立てたのも効いているでしょう。それまではマスコミの追跡から逃げ回り、一部週刊誌の取材にしか答えていませんでしたが、今回帰宅した際には、気さくに取材に応じていた。このあたりの空気を読んだ“対応”は見事といっていいでしょう」(ベテランの芸能記者)

こうした松居の動きは、今後の離婚裁判を見据えたものだという見方がもっぱらだ。船越側はすでに離婚調停申立書を松居側に送付。ちかく、家裁で話し合いの場がもたれるはずで、この調停が決裂すれば、離婚裁判へと移行する。そうなれば、両者のやりとりや主張が公にさらされることになるのだ。

「2人は数年前から別居していて、すでに夫婦関係は破綻していると判断される可能性は極めて高い。しかも、松居さんのユーチューブの動画や週刊誌でのインタビューなども、夫婦関係破綻の“証拠”となるでしょう。すぐにでも離婚したい船越さんに対し、松居さんとしては少しでも有利な条件を引き出したい。最近の松居さんの言動は、裁判官への心証を考えたものでは」(離婚に詳しい弁護士)

 松居の“本性”が変わったわけではないだけに、離婚闘争“第2R”も激しいものとなりそうだ。

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