ユヴェントスに所属するMFクラウディオ・マルキージオにミラン移籍の可能性があると報じられたため、SNS上では悲鳴が上がった。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が21日、伝えている。

『RAIスポーツ』がマルキージオのミラン電撃移籍の可能性を報じたことで、同選手のインスタグラムのアカウントには退団を心配するファンから大量のメッセージが寄せられ、炎上する事態となった。今夏は、ユヴェントスからミランにDFレオナルド・ボヌッチが移籍金4000万ユーロ(約52億円)で電撃移籍。6年連続リーグ優勝の立役者の1人がライバルクラブへ流出したことは記憶に新しく、ファンの混乱を増長することになったようだ。

イタリアのファンからは「冗談だろ」、「退団するなんて考えないでくれ!」、「お願いだから行かないで残ってくれ! 君はバンディエラなんだ」などの書き込みがあったほか、英語でも「ユーヴェに残って」や「行かないで」といったメッセージが綴られた。

マルキージオはユヴェントスのお膝元、トリノ出身。7歳の時からユヴェントスに所属しており、2007-08シーズンにエンポリへレンタル移籍したものの、翌年には復帰し、以降ユヴェントス一筋を貫いている。2015-16シーズン終盤に負ったケガの影響から、昨シーズンは出遅れ、リーグ戦は18試合出場にとどまった。今シーズンの開幕戦カリアリ戦には先発出場しているが、ユヴェントスは今夏、更なる中盤の補強を目指しており、マルキージオが退団するのではないかとの見方が一部メディアで報じられた。しかし、ロシア・ワールドカップへ向けてマルキージオはトリノでの挽回を目指しているほか、ユヴェントスとミランの両クラブも移籍の噂を否定している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170822-00000012-goal-socc