2017年8月19日 16時46分 トピックニュース
19日放送の「黒柳徹子のミャンマー報告」(テレビ朝日系)で黒柳徹子が、栄養失調の本当の怖さについて語った。
番組では、1984年からユニセフ親善大使を務める徹子が、東南アジア最貧国と言われるミャンマーを訪れ、今なお続く政府軍と民族武装組織の内戦と、避難民になった子どもたちの現状を伝える。
その中で作曲家の小林亜星氏が、世界の子ども達に贈る応援ソングを合唱団の子ども達とともに徹子に披露する場面があった。小林氏は徹子の33年に渡る活動に敬意を表し、無償で同曲を作曲したという。
合唱前には、徹子の国際活動を見た合唱団の子どもたちと感想を語り合った。徹子はタンザニアで出会った、重度の栄養失調で脳の発達が遅れてしまった6歳の少年の話を語った。
VTRでは、少年が歩行もままならない状態で地面を這う少年が紹介されていた。徹子は「子どものとき全然栄養がないとただ這ってる。ずるずる這ってるだけで、あの生涯終わっちゃうっていうね、そういう子どもがいっぱいいました」と、歩けないのは栄養失調が原因だと語った。
徹子は「栄養失調というのは、ただ痩せて骨のようになると思ったんだけども」「脳に栄養が行き渡らないと何もすることもできないのね」と説明し、子ども達に「それが本当の栄養失調の怖いところだと思います」と伝えたのだった。