今夏、これまでずっとヴェンゲル監督に投げかけられ、同監督が繰り返し応じてきた質問、それは“サンチェスの件はどうなるのか”というものだ。
ヴェンゲル監督は一貫してサンチェスの残留を主張してきたが、その意思とは裏腹に、クラブはサンチェスと新たな契約に合意するまでに至っていない。この状況について、同監督は16日の会見で「私はあくまでもチームの監督である」と前置きし、監督の立場から言えることは「彼に残ってほしい、それだけだ」と引き続き、同選手の残留を願った。
高騰する移籍金が話題を呼ぶなか、ヴェンゲル監督は「(クラブの)財務的な影響は私にとって二の次だ」と、あくまでも監督の立場から同選手の残留を希望していることを強調。「我々はピッチ上のパフォーマンスと財務面の利益とのチョイスを常に迫られている」とフロントへの理解も示しつつも、「しかしこのケースでは彼のピッチ上でのパフォーマンスを優先するべきだと私は思う」と、今回もまたサンチェスの残留を強く希望すると述べた。(STATS-AP)
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