巨人は18日、山口俊投手(30)が傷害と器物損壊の疑いで書類送検されたことを受け、
都内で記者会見を開いた。山口俊とともに出席した石井球団社長は
「来季、山口に巨人でプレーしてもらうつもりです」と明言。処分の理由について、
山口俊が深く反省していることを挙げた。

 球団によると、山口俊は7月11日未明、都内の病院内で酒に酔って男性警備員を
負傷させるなどのトラブルを起こしたことから、本日付で今季いっぱいの出場停止、罰金、
減俸の処分を科した。石井社長は「まず前提として来季、山口に巨人でプレーしてもらうつもりです。
そのためになるべく早い時期に、環境さえ整えば練習を再開する。もちろん、試合には
出ることはできません。ただ練習についてはなるべく早い時期にできるようにしたいと
思っております」と話し、以下の内容を補足した。

 「今回の処分を決める上で1か月の間、さまざまな方からご意見を拝聴して、
何が一番適切なのか、何が一番皆さんに納得していただけるのかを考えて参りました。
契約解除については考えておりません。さまざまな方とお話ししてご意見をうかがう中で、
そういう選択肢も私たちの中で用意して意見を聞いたりしました。最終的にこういう判断に
至ったというのはまず一つは、山口が極めて深く反省しているということ、相手の方たちに対して
謝罪の気持ちを持っていること。そして何よりプロ野球ファンの方を裏切ったことに対して
自分で何か償わないといけないと考えていること、そういうものを感じまして、当球団としては
山口はまだ30と若いですから、今後の将来をつぶしちゃいけないとも考えました。山口が
適当な気持ちでいる限りは我々としては様々な選択肢を考慮しなければいけなかったのですが、
先ほど申し上げたような事情もあり、とにかくチャンスを与えないといけないのかな、
将来性をつぶしちゃいけないのかな、ということでしっかりグラウンドの上で投げてもらうことで
ファンの皆様に償いを背負うと。本人もそのつもりということで、今回の結論に至りました」

スポーツ報知
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170818-00000127-sph-base
会見で頭を下げる山口俊
https://amd.c.yimg.jp/amd/20170818-00000127-sph-000-3-view.jpg