元バルセロナのGKビクトル・バルデス(35)が現役を引退することがわかった。スペイン『ムンドデポルティーボ』など複数メディアが報じている。

 バルセロナ下部組織出身のバルデスは、2002年にトップチームデビュー。2003-04シーズンから正守護神の座を掴み、在籍した12シーズンで公式戦535試合に出場し、6度のリーガ・エスパニョーラ制覇、3度のUEFAチャンピオンズリーグ制覇など数多くのタイトルを獲得してきた。

 契約満了に伴い、2013-14シーズン限りでバルセロナを退団。しかし、14年3月に負った右膝前十字靭帯の損傷により、モナコのメディカルチェックをクリアできず、恩師ルイス・ファン・ハール監督率いるマンチェスター・ユナイテッドに加入するも、指揮官との衝突により“飼い殺し”の状態が続き、昨年1月にスタンダール・リエージュにレンタル移籍。昨シーズンはミドルスブラでプレーしていたが、シーズン終了後に契約を解消していた。

 報道によると、バルデスに対してベティスやデポルティボ、ラス・パルマス、スポルティング・リスボンからオファーが届いていたものの現役引退を決意。現在は2人のパートナーとテレビ製作会社を設立し、バルセロナとアブダビ、ロンドンに拠点を置く同会社の代表として新たなセカンドキャリアをスタートさせたという。
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