フジテレビの若手クリエーターらが宮内正喜社長の制作方針に早くもやる気をなくしている。

「『マイナス面しか出てこない制作体制に大ナタを入れる』と明言した社長の言葉を信じた我々がアホだった。就任してから約2か月が経過しようというのに、有効な戦略を打ち出せずにいるんです」(テレビ関係者)

 そんなフジテレビの未来を危惧する若手局員らをさらに落胆させたのが「クジパン」(月〜金深夜)の制作だ。今年4月に入社した元ファッションモデルの久慈暁子アナ(23)を3年ぶりに復活させた“○○パン”シリーズの10代目MCに抜てきしたのだ…。

「なんでも新社長の肝いり企画という触れ込みでした。ですが、局内はドッチラケです。いまさら“○○パン”なんて時代錯誤もいいところなんです。しかも、案の定ネット等では女性蔑視などという書き込みが躍り、新たなバッシング対象になった。有名な話ですが○○パンのパンはパンツという隠語。初代“チノパン”もMCを務めた千野志麻アナのパンチラが売りの低俗番組だった。宮内社長のセンスが疑われます」(放送作家)

 宮内社長にしてみれば女子アナブランドの復活を本気で目指し、久慈アナをフジの顔として売り出したかったという。局内外から踏んだり蹴ったりの“クジパン”。実はもう一つ厄介な問題も起きているという。

「イビリという名のイジメです。特に久慈アナを毛嫌いしているのが“○○パン”をやりたかったスポーツ専門の宮澤智アナと先輩の堤礼実アナ。そもそも宮澤は新人アナの歓迎会で『日ハムの大谷翔平選手を取材したい』と語った久慈を目の敵にしていた。また、1年たっても鳴かず飛ばずの堤アナも久慈を目の上のたんこぶだと思い込んでいるんです」(テレビ関係者)

 いずれにせよ先輩アナからにらまれた後輩アナウンサーの末路は悲惨だという。「皆、独立しています。久慈アナもいずれは…」(同)

 どうやら宮内社長の心休まる日が訪れるのはまだまだ先の話のようだ。

2017年8月17日 11時0分 東スポWeb
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