TENNは、自分の命と引き換えに、遺書の中で切実にこう語っていた。

「(この自殺という出来事も)いつか忘れる日が来るよ。きっと大丈夫 
今から大変だろうけど がんばって トントンとお幸せに」

上原が、自らの命を懸けて譲ったトントンとすぐに別れ、
ましてや、いつか忘れる日が来るどころか、ほんの3年も経たないうちに、
早くも自分の自殺の理由なんてこともすっかり疎んじられ忘れられて、
コウカズヤなる全く新たな恋人と能天気にイチャイチャしてるなんて、
まさかTENNは、自殺するときに考えすらしなかっただろう。

これではTENNは完全な犬死だ。あまりにも残酷すぎる。空しすぎる。
TENNのご家族が病むのは当然だろう。