サッカー部監督の校長、部員への体罰で辞職 奈良育英
2017年8月13日20時43分
http://www.asahi.com/sp/articles/ASK8F5GRVK8FPOMB00F.html

 奈良育英中学・高校(奈良市法蓮町)の上間政彦学校長(57)が、自らが監督を務める高校サッカー部の生徒に体罰を加えたとして、辞職していたことがわかった。7月31日付で、今月12日に保護者向けの説明会があった。
 説明会に出席した保護者によると、上間学校長は複数のサッカー部員に対し、胸ぐらをつかんで胸やほおを殴ったり、部員を的にしてボールを蹴って当てたりする行為があった、と学校側が説明した。
保護者の一人は「上間前学校長の姿はなく、本人の謝罪が欲しかった」と話した。

 説明会後、取材に応じた同校教諭は「個別の取材には対応できません。後日、説明させていただく」と話した。
 同校は学校法人奈良育英学園が運営する中高一貫校。奈良育英中学校は1947年、奈良育英高校は48年にできた。
 サッカー部は全国高校サッカー選手権大会に13度出場。
1994年度の第73回大会では、元サッカー日本代表ゴールキーパーの楢崎正剛選手を擁して全国ベスト4に入った。上間前学校長は三十数年間、監督を務めていた。(青山祥子)