内藤良一(元陸軍軍医学校防疫研究室の責任者)
「石井がハルビンに実験室を設けたのは捕虜が手に入るからだったのです。
石井はハルビンで秘密裏に実験することを選んだのです。ハルビンでは何の妨害もなく捕虜を入手することが可能でした。
日本の細菌学者のほとんどは何らかの形で石井の研究に関わっていました。石井はほとんどの大学を動員して部隊の研究に協力させていた」

郡司陽子(元731部隊隊員)
「人体実験の被験者は主に捕虜やスパイ容疑者として拘束された朝鮮人、中国人、モンゴル人、アメリカ人、ロシア人等で、
マルタ(丸太)の隠語で呼称され、その中には、一般市民、女性や子供が含まれていた」

上田弥太郎(元731部隊関係者)
「すでに立ち上がることさえできない彼の足には、依然として重い足かせがくいこんで、足を動かすたびにチャラチャラと鈍い鉄の触れ合う音をたてる。
 同胞を囲んで8つの眼がかたずをのんで見守っているが、誰も口を開く者はいない。
 ここに押し込められている人々は、すでに人間として何一つ権利がない。彼らがこの中に入れば、その名前は胸につけられたアラビア数字の番号とマルタという名前に変わるのだ。
 私たちは、マルタ何本と呼んでいる」

越定男(石井四郎の運転手)
「一度、縛られていたマルタおよそ40人が、お互いに縄をほどき合って、散り散りになって逃げたことがあります。
 しかし、遠隔地の空港ですから、逃げおおせる場所はありません。トラックで次々に彼らを轢き殺しました。
 前輪でひっかけたり、轢いた時は衝撃を感じました」

大川福松(元731部隊衛生伍長)
「毎日2〜3体、生きた人を解剖し、多い時は1日5体を解剖した」

胡桃沢正邦技(元731部隊技師)
「犠牲者は多くても700 - 800人」

この辺の証言は全部嘘なの?