旧常務会が行ってきた三浦九段への一連の措置と行動について、私の想像以上に多くの棋士が批判的だったのです。5人の理事解任に賛同した若手棋士と引退棋士(多くは委任状)が多かったのも、賛成票を伸ばしました。

臨時総会が終了すると、佐藤会長、留任した東八段、佐藤七段らは「報告会」を開きました。
その席上でA棋士は「虚偽の告発をした棋士に、ペナルティと損害金の補償を求める」と発言し、出席している渡辺明竜王を名指しで批判しました。それを受けて渡辺竜王は「常務会と話し合いを続けているところです。何らかの形で補償に協力したい」と語りました。
「三浦九段は不正をしたと、今でも思っているのか」というB棋士の厳しい質問には、渡辺竜王は何も答えませんでした。