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2017/08/12(土) 21:58:32.88ID:CAP_USER9http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1708/11/news006.html
夏になると「島根県 パソコン」に関する検索が増えるという。これは一体……。島根県にも反応を聞いた。
[山口恵祐,ITmedia]
2017年08月11日 08時00分 更新
「島根にパソコンなんてあるわけない」──これは、例年夏頃になるとネットで検索頻度が上がるフレーズだ。Googleの検索キーワード動向を確認できる「Googleトレンド」によれば、2004年以降、7月から10月にかけて「島根・パソコン」に関連するキーワードの検索回数が増えていることが分かる。しかし、ITが浸透した現代において島根県にPCがないとは考えにくい。これは一体どういうことか。
元ネタはアニメのせりふ
この一文が世に生まれたのは「時をかける少女」「サマーウォーズ」の細田守監督が手掛けた劇場版アニメ「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」(2000年)がきっかけだ。
デジモンシリーズは、仮想の“電脳”世界と現実世界を舞台に、少年少女と“デジモン”と呼ばれるモンスターが繰り広げる冒険活劇。“ぼくらのウォーゲーム!”は劇場版の第2作目にあたる。
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島根が登場するきっかけは次の通りだ。劇中で、ネットワーク上に出現した敵モンスターを倒すために、ネット接続されたPCが必要となる場面が出てくる。しかし、東京都内に住む主人公たちがその時に滞在していたのは、島根県にある祖父母の家。
電脳世界に接続するため、ネットに通じるPCを探して島根の片田舎を走り回るが、なかなか見つからない。そこで「島根にパソコンなんてあるわけないじゃん!」とぼやくシーンがあるのだ。他にも「おばあちゃんちだから、パソコンなんて無いよ」「無いよなぁ……島根だから」「島根にだってパソコンくらいあるだろ!」──など、島根に絡めたせりふが多数登場する。
映画が公開された17年前は、まだ「Windows XP」も登場していない時代だ。総務省が公開した情報通信白書(平成26年版)によれば、映画を製作していた1999年当時のPC普及率(世帯)は日本全体で37.7%と、島根県どころか全国でも普及していない。PCを持っている家庭のほうが珍しい時代だったのだ。ちなみに2015年末時点では76.8%となっている(出典:平成28年度版 情報通信白書)。
その後、“島根にパソコンがない”というキャッチーなフレーズに面白さが見いだされたのか、PCが普及して以降、ネット上でよく使われる言葉としてネットスラング化した。
特に、テレビアニメ「デジモンアドベンチャー」の第1話で主人公たちが初めて“デジモン”に出会ったのが8月1日という設定だ。ファンの間では記念日のようになっており、「島根にパソコンなんかあるわけないじゃん」というフレーズが“デジモンあるある”として夏によく言及される──といった具合だ。
SNS上で、今もなお話題にしている人がいる状況だ。