>>329
現実はこう

コール・ハメルズ(投手)
「子供の頃はサッカーやってたんだ。町の選抜メンバーにも選ばれていたぐらいだし、まぁまぁ良い選手だったと思うよ。そのままやり続けたかったんだけど、野球のほうが稼げるからね」

ディー・ゴードン(内野手)
高校時代まではバスケットボール一筋で野球はやっていなかったが、身長が180センチまでしか伸びず、プロになることを断念。
メジャーリーガーだった父親のトム・ゴードンの勧めもあり、大学から本格的に野球を始める。

ネルソン・クルーズ(外野手、指名打者)
背番号23はバスケットボールの神様マイケル・ジョーダンにあやかったもの。
ティーンエイジャーの頃はバスケットボールをプレーしており、野球を始めたのは16歳から。

メルビン・モーラ外野手
母国ベネズエラでボクシング、サッカーから転身した変わり種。
ボクシングはアマ選手として試合にも出場し、9歳で始めたサッカーではFWとして母国でプロまで進んでいる。
今でも「サッカーが大好き」と断言し、「野球は退屈なスポーツだけど仕事だからね。サッカーでは食べていけなかったんだ」とモーラ。

マリアノ・リベラ投手
パナマ生まれ。プロのサッカー選手を目指すがケガで断念。一時は漁師として家計を支えていた。
19歳で本格的に野球でプロを目指し、20歳の90年2月にテスト入団でヤンキース入り。

ロレンゾ・ケイン外野手
野球を始めたのは高校2年生の時。理由は、進学した高校にアメフト部がなかったから。
それまでバットを握ったこともなく、文字通り野球を知らなかったので、
・最初にバットを握った時は手を交差させて右手を下にして打っていた。
・「塁に出ろ(Get the Base=累を手に入れろ)」と言われたので、ホームプレートを掘り起こそうとした。
・「お前のゴールはホームに帰ってくる(Go Home)ことだ」と言われたので、誰にも気づかれないようダグアウトを忍び出てこっそり自分の家に帰った。
・高校生の時にブルワーズにドラフトで指名された際、そのブルワーズのことを知らなかった。
・スカウトが指名したことを伝える電話を、「ありがとう」と礼だけ言って切ってしまった。
・しかもそのことについて深く考えず、「どうせ大したことではない」と思ってその事実を誰にも伝えなかった。
・スカウトから電話が来た時はちょうどアメフトのマッデン・ゲームをやっていたので、電話を切った後は何事もなかったかのようにまたその続きをやった。

ラリー・ウォーカー
カナダのバンクーバーの郊外に生まれ、多くのカナダの少年がそうであるようにNHL選手を志し、ゴールテンダーとしてプロ選手になるのが夢であった。
少年時代はアイスホッケーに打ち込み、野球はホッケーができない夏の間にレジャーとしてプレーしていた。
ゴーリーとしてジュニアリーグでプレーしていたが、16歳の時にチーム内の競争に敗れ、ホッケー選手の道が断たれたことから、野球に専念。
ほぼ素人だったが身体能力を武器に野球カナダ代表のユースチームに選ばれ、そこでの活躍がモントリオール・エクスポズ(現ワシントン・ナショナルズ)のスカウトの目に留まる。
本格的な野球経験の不足は考慮のうえで、1984年にドラフト外でエクスポズと契約。

ロン・ルフロア
元強盗犯。
19歳で刑務所の中で野球を始め、後にメジャーで盗塁王2回にオールスター出場まで果たした。
野球を始めたきっかけは、スポーツで印象を良くして仮釈放をしてもらうためだった。