フィジカル面強化に力を入れる原田武男監督。走る量を重視した練習メニューにMF花井聖選手(27)は「きついけど、練習後に個人的にもフィジカルトレーニングに取り組んでいる。残り15分の粘りが鍵なので」と前向きだ。
昨季は出場機会に恵まれなかったが、今季は17試合中15試合で4得点。残りの戦いに向けて「中盤の選手として、チームのリズムを僕自身が変えて、ボールを支配できるように持っていきたい」と意気込む。
MF加藤弘堅選手(28)は今季、中盤ではなく守備の要のセンターバックとしての起用が中心。「慣れるまでは多少時間もかかったけど、違うサッカー観も持つことができている」。DF陣を引っ張り、ラインコントロールや攻撃の組み立てを担う。
ギラヴァンツ在籍3年目の加藤選手。初めてのJ3で全てのチームとほぼ一通り対戦し、「相手選手の特徴、くせを見ることができた」と自信をのぞかせる。
一方、花井選手は警戒するチームとしてJ3に初めて参戦したアスルクラロ沼津(6月4日、0−1で敗戦)を挙げる。「走ることにこだわって、縦方向の推進力に勢いがある。僕らが学ぶべき部分もある」と表情を引き締める。
炎天下の厳しいトレーニングを乗り越えた選手たちが見せてくれる後半の戦いに、今から期待したい。
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