柴崎岳がアトレティコ戦でも奮迅の活躍! 全国紙が「ヘタフェ最大の収穫はガク」と称える [2017年08月12日]
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=28718

 注目の柴崎岳は4−2−3−1システムのトップ下で先発。開始10分に敵MFニコラス・ガイタンの
ミスを突いて速攻を仕掛け、32分には果敢に持ち込んでチーム初のシュートを放つなど、
攻撃の端緒を開くべく積極的に前へ出た。とりわけ同じく新加入で右サイドに入った
ファイチャル・ファジルとの連携が好感触。ホームサポーターを何度か沸かせた。

 0−0のまま折り返した後半、51分には柴崎から1トップのホルヘ・モリーナへ決定的なパスが通すが、
受け切れずにゴールキックに。スペインの老舗スポーツ紙の『MARCA』は速報ページで、
「ガクの出来が素晴らしい。間違いなく脅威になっている」と称えた。

 66分にヘタフェは4選手を交代。試合前日に入団が発表された期待の新FWアマト・エヌディアイエが登場する。
その1分後、エリア内に侵攻した柴崎が決定打を放つが、わずかにゴール左に逸れてしまう。
ヘタフェ最大のチャンスだった。さらに73分には右SBダミアンに絶妙なパスを送り、スタンドから拍手が起こる。

 ヘタフェの攻撃を力強くリードする柴崎に対して、全国紙『MUNDO DEPORTIVO』は
「驚くべき技巧を随所で披露。見事な手綱さばきで攻撃にリズムを生んでいる」と評し、
77分に交代した際には「この日のヘタフェのベストプレーヤー。チームにとって最大の収穫はガクだ」と絶賛した。

 試合はスコアレスのままタイムアップ。ヘタフェと柴崎にとっては、強豪相手に手応えを掴む90分間になった。

 もはや“GAKU”の開幕スタメンは確定的か。ヘタフェは8月20日にアスレティック・ビルバオの
敵地サン・マメスに乗り込み、リーガ開幕戦を戦う。