2部降格を強いられたインゴルシュタットは新シーズンでは2連敗と低調なスタートとなった。夏には司令塔としてプレーしたドイツ人MFパスカル・グロース(→ブライトン)、オーストラリア代表MFマッシュー・レッキー(→ヘルタ・ベルリン)ら主力組が退団し、他にも複数の選手が流出する可能性が報じられている同クラブだが、ここに来て新戦力の獲得に動きを見せている。
マイク・ヴァルプルギス監督が率いるチームは新戦力として主に2人の選手に期待を寄せているとのこと。その1人はインゴルシュタット出身の元ドイツ代表MFクリスティアン・トレッシュ。手術を受けたため、即戦力にはなれないものの、経験豊富なベテランとしての影響力が見込まれる同選手はヴォルフスブルクからフリーで加わる流れとなっている。
もう1人は現地時間10日の夜に日本からやってくる関根だ。『キッカー』では、「両サイドで起用できる日本人選手」「技術が優れていてスピーディー」として紹介され、「スタミナもあり、167センチと小柄でありながら競り合いでは力強い」と特徴について記されている。
『キッカー』曰く移籍金70万ユーロ(約9000万円)程度での獲得となる関根には、クラブは新しい環境に馴染むための時間を与えるという。そのために2015年にインゴルシュタットのU-23チームに加わり、今夏にはトップチームに引き上げられた元U-18日本代表のMF渡辺凌磨、そして現在研修生としてU-21チームに所属する日本人のスタッフがサポートを務めるようだ。
一方で、関根は11日にメディカルチェックを順調にパスしても、おそらく13日にホームで行われるDFBポカール1回戦の4部所属1860ミュンヘン戦までには登録手続きが完了しないという。最速のデビューは、20日にホームで行われるリーグ戦第3節のレーゲンスブルク戦と予想されている。
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