ロンドンで開催中の陸上の世界選手権に出場したマラソンの男女日本代表選手6人らが9日、
東京・羽田空港着の航空機で帰国。男子で日本勢最高の9位となった川内優輝(埼玉県庁)も
公式スーツ姿で帰還した。

川内は今回の世界選手権を最後に日本代表を引退する意向を示していたが、到着後の会見でも、
代表引退の気持ちに変化がないことを示した。

今後について川内は、12月には昨年日本人最高の3位に入った福岡国際マラソンへ再び参戦する気持ちを示し、
「福岡では自己ベスト(2時間8分14秒)を更新し、2時間7分台を出したい。代表選手以外にも追っていきたいものがある」と
競技者としてもモチベーション維持を表した。また直近の予定として次戦は9月にノルウェーで行われるフルマラソンへの参戦予定を明かした。

川内はまた、東京五輪へ向けた、瀬古利彦マラソン強化プロジェクトリーダー傘下の指導者チーム入りの可能性について問われると、
「瀬古さんとはレース前に会っただけだが、(陸連には)日本代表として6年間お世話になってきたので恩返しはしたい。
今のところ私のところに(マラソンについて)聞きにくる若手はいないですが」とジョークを交えて答えた。

川内はさらに公務員として、「明日からは仕事に戻ります」と話し、練習については、「今週は少し落とすが、来週からは(通常メニューに)戻します」と
相変わらずのタフネスぶりを示していた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170809-00000092-dal-spo