テレビ番組に出演することもある夏野剛氏がそのコネクションを活かして加計学園問題についてのテレビ局ディレクターの本音を聞き出したと暴露した。

◆視聴率がとれるからやるしかない状態。他局に負けていられない。

夏野剛「加計の問題っていうのは僕は捏造の問題だと思います。朝日新聞のフェイクニュースです。検察は動いていないから。立件できないもん。対価が動いてないから。忖度って犯罪性ゼロなんだよ」

津田大介「でも反論するわけじゃないけど、朝日新聞がつくったフェイクニュースなんだったら読売、産経は否定するわけじゃないですか」

夏野剛「いや違うの。僕もテレビに出ている人間として、テレビ番組のディレクターに『加計の問題なんか全然関係ないじゃないですか』と言ったら、そのディレクターは『いや、そうなんですけど、このビックウェーブに乗らなきゃ‥』と」

津田大介「あ、フジテレビの話ですね。とくダネのスタッフはもう問題じゃないと思ってるけど、やるしかないと」

夏野剛「バンキシャもね」

津田大介「バンキシャもやるしかないと」

夏野剛「そのマインドなの!他の新聞社も乗るしかない。結局、今新聞やテレビを読んでいるのは誰なのかって話。60、70、80の高齢者」

会話中、津田大介氏は善良な心を信じて加計学園問題ではマスコミは真実を追及する前提で仕事をしているはずだと言葉を挟んだが、夏野剛氏は現場の実態はそうではなく、ただの視聴率狙いなのだと指摘した。番組のディレクターに直接聞いた話なので間違いないだろう。

独自に取材して大衆に真実を届けた夏野剛氏、もはや一流のジャーナリストではないか。

夏野剛氏が非常に勇敢だったのは自身もテレビ番組に出演オファーを貰う立場でありながら、番組名を名指しにして暴露したところ。これでとくダネとバンキシャは出禁になったも同然だろう。しかし、加計学園問題ではマスコミの不公平な報道姿勢があまりにも目立ち、一部の人間はついにはスポンサー抗議やBPO告発へ向けて動き出しているわけで、義憤に駆られて暴露するのも理解できる。

ディレクターの視聴率狙いの番組づくりはあまりにも短絡的で今後痛いしっぺ返しを受けることになるかもしれない。今回、夏野剛氏が正義のために裏話を大衆に披露したのもそのうちの一つであろう。

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