雇用者が増える原因って、金融緩和とか、日本の金融政策の影響だけじゃない

まず、失業者の減少、雇用者の増加と、金融緩和はタイミングは同じかもしれないが、
総雇用者は増えても、正規雇用は増えてない
→ 人口ボリューム層のリタイアした団塊世代が、非正規や嘱託等で再雇用、再就職しているだけ

総雇用者が増え続けた原因は、日本の政策なんて微々たる影響で、
・アメリカがリーマンショック後、2014年まで量的緩和を続けたこと
・中国などの経済成長で、世界的に消費が増え続けていること
で、世界経済が伸び続けて、総需要も増え続けていることの影響の方がはるかにデカい

金融緩和の毒は、日本の抱える債務が増え続けること
日銀も無限に債券をかかえることはできない→出口政策が難しいこと
インフレに賃金上昇が追いつかず、結局、実質賃金は、金融緩和前の水準に戻ってないこと

日本が、アメリカに遅れて後出しで金融緩和なんてしなくても、
失業率・雇用も改善し、人口動態や世界経済の影響で、新卒の雇用ももちろん改善してた可能性が非常に高い