芸能界版“シンクロニシティ”なのか――!?
このところ、俗に「プッツンした」芸能人が後を絶たない。

口火を切ったのは、昨年11月末に再び覚醒剤取締法違反容疑で逮捕された歌手のASKAだ。
その後、ASKAは尿検査で採取した液体を「ペットボトルのお茶だ」と言い張り、無罪放免に。

今年に入り、ブログで盗聴集団「ギフハブ」との“暗闘”を壮大なスケールのもと書き綴っている。
詳しくは実際のブログを見てほしいが、ハッキリ言って理解不能。ついには長年連れ添った妻もASKAの元を去っていった。

お次は突如ブログで、元夫・春風亭小朝の虐待を暴露した泰葉だ。
「部屋に吊るされた状態でパンを食べさせられた」「SMの先生との3Pを強要された」など、にわかには信じ難いエピソードを連発し物議を醸すも、誰も相手にせず、ついには海老名家から“勘当”された。

最近のケースで外せないのは、船越英一郎に牙を剥いた妻の松居一代。
動画サイトで船越の“バイアグラ不倫”を暴露したのを皮切りに、カツラ疑惑や脚本家・大宮エリー氏との“ただならぬ関係”を一方的に垂れ流した。

動画での鬼気迫る表情は「2時間ドラマの帝王」と呼ばれた船越を凌ぐ。
今後は船越との離婚調停のほか、所属事務所「ホリプロ」との民事訴訟が待ち構えている。

そして今月26日には“元祖プッツン女優”こと石原真理子が、都内のスーパーでペットボトルのお茶と弁当を万引きしたと報道された。
逮捕はされておらず、スーパーとの示談も成立したことから、家に帰されたというが、当の本人は「店を告訴する!」と息巻いているという。

彼女のブログもまた、例に漏れず理解不能。
闇の大きな力を相手に孤軍奮闘しているという構図はASKAや松居にも通ずるところがある。

こうした“プッツン芸能人”の連鎖噴火は単なる偶然なのか?
科学の世界では「シンクロニシティ(意味のある偶然の一致)」という言葉があり、日本語では「共時性」「同時性」「同時発生」とも訳される。
これは人間、動物、自然とあらゆるものに現れる非因果関係にもたらす偶然の一致を表す時に用いる正式名称で、行動、思想の偶然の一致もその中に含まれる。

有名なのは、猿が多く生息する宮崎県・幸島でのケース。
その島で、まず1匹の猿が薩摩芋を食べる時に海で芋を洗い、それから食する出来事があった。

そして他の猿たちが最初の猿の“芋を洗う”という行動を真似たことで、島全体の猿にこの行動が広まった。
島という限られた区域の中で一つの行動が広がることは理解できる。

しかしその後、なんと数百キロ離れた大分県高崎山の猿たちにも同時期に同じ現象が見られるようになったという。
隔離された島から始まった「芋を洗う」という猿社会での“革命”が、その後、日本中の猿に広まったというから、これは偶然という言葉では片付けられない何らかの意味があると考えられても不思議ではない。

これを踏まえ、スポーツ紙記者は次のように話す。

「もちろん芸能界の出来事にシンクロニシティが当てはまるとは思えませんが、松居一代の取材をしていた記者の間で『これで石原真理子がハジけたらすごいよな』と雑談で話していたんです。
それが現実のものとなり、顔面蒼白になったのもまた事実です」

では、次は誰が“共鳴”するのか?
独断と偏見で勝手に推理させていただくと、それはズバリ! 元「ほっしゃん。」こと芸人の星田英利だ。
過去、電撃的に芸能界引退をブチ上げて騒動になったことがあったが、今月25日に突如ツイッターで「安倍さん。お辞めください!」「あなたの発言から、 一番大切に想ってらっしゃる日本と、 あなたの発言から、 一番大切に想ってらっしゃる そこに暮らす国民のために」と、安倍晋三首相の辞任を要求したのだ。

かねてより“反安倍”的なつぶやきは見られたものの、ここまで直接的な表現は初。
お笑い関係者は「引退をツイートした時と同じように、ひとりでこの国のことを憂い、ウワ〜っとなったのかもしれません」と話す。
芸能界のシンクロニシティは今後も続くのか――。

http://tocana.jp/2017/07/post_13993_entry.html